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東京センチュリーの銘柄分析【8439】/ 割安・割高な株価の見分け方/高配当投資

資産運用
この記事は約16分で読めます。

 

私は以下目的で投資を実践しています。

 

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様々な投資のなかでも、日々のお小遣いUPを目的として高配当投資を実践中であり、毎月米国株や日本株の高配当株に積立を行っています。

 

高配当投資だからといって、安易に配当利回りが高い株を選ぶのは危険です。

 

業績悪化に伴う価格下落によって一時的に配当利回りが高く見えている可能性があります。そのような株に投資をすると、高配当を目的として購入したにも関わらず、減配、もしくは、無配となってしまうかも知れません。

 

上記のような罠高配当株を避けるには以下のコツがいります。

 

将来にわたって配当金を出し続けられる優良株を見つける
割安のタイミングで購入する

 

今回は大手総合リース会社の”東京センチュリー“の銘柄分析を記事にしました。

 

本記事では

 

東京センチュリーは将来に渡り配当金を出し続けられる優良企業なのか?

割安な株価はいくらなのか?

 

こういった疑問に答えていきます。

 

東京センチュリーに投資を検討している方の参考になれば幸いです。

 

本記事は私が投資する上で分析した結果であり、特定の銘柄を推奨するものではございません。投資はあくまで自己判断でお願い致します。

 

その他銘柄分析は以下を参照ください。

 

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東京センチュリーの業績データ

売上高

 

売上高は本業の儲けを表す営業利益や配当金として支払われる純利益などの利益の源泉です。

 

【出典:純利益とは? 簡単にわかりやすく説明】

 

売上高のチェックポイントは以下通り。

 

横ばいか?それとも右肩上がりか?

 

安定せず、乱高下が激しい売上高であると、業績自体が不安定であるため、安定して配当金を支払うことができない可能性があります。

 

東京センチュリーの売上高推移は以下の通り。

【出典:IR BANK】

過去推移から見て綺麗な右肩上がりをしています。

 

1株あたり利益(EPS)

 

1株あたり利益はEarning Per Share 略しEPSとも呼ばれ、計算式は以下の通り。

 

EPS=当期純利益÷発行済株式総数

 

1株あたり利益が伸びるということはそれだけ企業の収益が高まったことを意味します。

つまり、投資家にとって、1株あたり利益が伸びることで将来的に株価が上がるかも知れない、もしくは、配当を継続、増配してくれるかも知れないという期待が持てるということです。

上記を踏まえて、1株あたり利益(EPS)のチェックポイントは以下の通り。

 

右肩上がりか?

 

東京センチュリーの1株あたり利益(EPS)の推移は以下の通り。


【出典:IR BANK】

長期的には右肩上がりとなっていますが、直近の落ち込みが気になるところです。

営業利益率

営業利益率とは、売上のうち、どのくらいの割合が営業利益か判断する指標で、企業の本業による収益性を見るために使われます。計算式は以下となります。

 

営業利益率=営業利益÷売上高×100%

 

営業利益率が高ければ高いほど儲かるビジネスをやっていることになります。

 

チェックポイントは以下です。

右肩上がりか?他社と比較して高いか?
 
 
東京センチュリーの営業利益率推移は以下の通り。
 

【出典:IR BANK】

日本企業におけるリース業界の営業利益率は4〜10%です。東京センチュリーは平均的な営業利益率と言えるでしょう。ただ直近落ち込みに注意が必要です。

 

自己資本比率

自己資本比率は、借金の割合のことで、企業が倒産しないかという安全性をチェックする指標になります。計算式は以下となります。

 

自己資本比率=自己資本÷総資本
 
自己資本比率が高いということは、多くの資金を金融機関などからの借入金以外の方法で調達していることになります。つまり、「自己資本」=「返さなくてもよいお金」が多ければ、「倒産しにくい」ということです。
 
 
チェックポインは以下の通り。
 
一般的に自己資本比率が70%以上であれば理想企業、40%以上なら倒産しにくい会社と言われる
 
東京センチュリーの自己資本推移は以下となります。

推移として約8%ほど。
この結果から見ると自己資本が少なすぎるため

すぐに倒産するのでは!?

と思います。
自分もそうお思いました(笑)

自己資本が少ないのはリースというビジネスモデルの特徴からくるものです。

 

まず、リースというビジネスモデルの図解は以下の通り。

【出典:リコーリースHP】

 

とある事業者がビジネスを開始します。
そのときに生産ラインの設備や従業員用のPCなどの機器など”設備投資”が必要となります。

一気にお金を払うことになるので、費用回収を失敗するリスクを恐れてなかなか購入することができません。


そこで活躍するのがリース会社で、リース会社が事業者の代わりに設備や機器を購入し貸し出すことで、事業者のリスクを低減することができます。

①対象物件をリース会社が先に購入する
②リース会社が対象物件を購入し客先に貸し出す
③客先から支払われるリース料によって利益を得る
④契約が終了すれば、リース会社が物件を引き取り売却することで更に利益を得る

 

上記ステップからわかる通り、リース会社は対象物件をまずは自分たちで購入する必要があります。そのときに金融機関から融資を受けることがあるため、会計上自己資本比率が低くなるという特徴があります。

そのため、一般的な基準ではなく、同業他社との比較を行う必要があります。

  自己資本比率 営業CF
芙蓉総合リース【8424】 9.7% -108,804
東京センチュリー【8439】 10.3% -50,664
三菱UFJリース【8593】 12.9% -252,199

【直近業績比較、出典:バフェットコード、単位:M円】

比較したところ、東京センチュリーは業界の平均的なポジションにあるといえるでしょう。

営業活動によるキャッシュフロー

キャッシュフロー計算書、貸借対照表、損益計算書は財務3表と呼ばれています。
 
貸借対照表が表示している資産や負債、純資産といった財政状態に関する情報、損益計算書が表示している売上高や利益といった損益や収益力に関する情報はもちろんとても重要なものですが、そこには会計担当者の主観的な判断や、減価償却費などの見積もり計算などが多く混在しています。極論を言うと、恣意的な数字を作ることができてしまい粉飾決算が行われることがあります。
 
 
一方、キャッシュフロー計算書によって明らかにされるキャッシュフロー(資金の流入と資金の支出)は、キャッシュ(現金や預金)が実際にどれだけ企業に流入し、逆に支出したかという絶対的な真実であり、見積もり計算は一切介入していません。
 
 
そのため、企業の実力を客観的に見るためにキャッシュフロー計算書は必要です。
 
 
営業キャッシュフローとは、今年商売をやって手元の現金はいくら増えたかを見るものです。
これがプラスでその金額が大きいほど、事業の稼ぐ力が強いことを意味します。
 
 
チェックポイントは以下の通り。
 
毎年黒字であること
長期的に増加傾向であること
 
東京センチュリーの営業キャッシュフロー推移です。
 
営業キャッシュフローは右肩下がりです。
ここにもリースというビジネスモデルの特徴が出ています。
 
先述したとおり、リース会社は対象物件を先に自ら購入して貸し出します。
そのため、営業資産が増えることとなり、営業キャッシュフローにマイナスが計上されます。
 
①対象物件をリース会社が先に購入する
②リース会社が対象物件を購入し客先に貸し出す
③客先から支払われるリース料によって利益を得る
④契約が終了すれば、リース会社が物件を引き取り売却することで更に利益を得る

通常であれば、営業キャッシュフローがマイナスであるため、資金繰りが苦しく倒産の危機にあると見てしまいそうですが、リースというビジネスモデル上、営業キャッシュフローがマイナスになるということは、営業資産が増加している、つまり、契約を取っていっていることになるので成長している証と言えるのです。

リースに関する財務計上のイメージは以下がわかりやすかったので参照ください。

 

上記の観点から、再度、東京センチュリーの営業キャッシュフローを見ると、マイナスに増加しており、成長を期待できると言えるのではないでしょうか。

 

現金等

企業の究極的な目的は、キャッシュを稼いで、増やすことです。

 

現金が多い企業は以下の対応が取れます。

不景気が来ても乗り切ることができる
ビジネスチャンスがあれば大きな事業投資ができる
配当や自社株買いなどで株主に還元できる
 
個人においてもそうですが、現金をたくさん持っていると様々な選択肢を取れるので物事を有利にすすめることができる点は企業も同じです。
 
 
可能な限り、現金をたくさん持っている企業に投資しましょう。
 
 
東京センチュリーの現金等推移は以下の通りです。
 
デコボコはあるものの、長期的に見れば右肩上がりで増加してます。
 
 
 

東京センチュリーの配当金データ

1株あたりの配当金

1株あたりの配当金は、文字通り1株あたりの配当金のことで高配当投資をする上では必ずチェックすべきポイントとなります。
 
 
見る上でのチェックポイントは以下の通り。
 
 
配当金の安定性
→リーマンショックやコロナウィルスによる不景気時の配当金はどうだったか?
配当金の成長率
→増配率推移や連続増配年数
 
 
東京センチュリーの1株あたり配当金推移は以下となります。
 
グラフから見てわかる通り年々増配してきましたが、2021年度は¥136で横ばいと予想されていましたが、直近の発表で¥138増配発表を行い、増配連続年数を17年連続に伸ばしています。
 
 

配当性向

配当性向とは今年の利益のうち、何%を株主にキャッシュバックするか示す指標です。計算式は以下となります。
 
配当性向=1株あたりの配当金÷1株あたりの利益(EPS)
 
配当性向によって、企業が無理をして配当金を出してないかチェックすることができます。
 
 
チェックポイントは以下の通り。
 
配当性向30%〜50%を狙っていきたい
 
一般的に配当性向が70〜80%を超えてくると現状レベルの配当金を出し続けるのは厳しいと言われています。
 
配当性向が70〜80%であると、企業がビジネス拡大を目的として自己投資(設備投資、研究開発など)できるのが20〜30%。企業が競争に勝てなくなる可能性が高まり、安定したキャッシュを稼げないため、減配や無配となるリスクが高まります。
 
また、配当金が100%を超えれば、それはこれまでに貯めたお金を使って配当金を出していることになります。個人の観点から捉えると、貯金を切り崩してお小遣いを渡していることと同じなので、配当金を出し続けられるわけがないというのがわかると思います。
 
 
東京センチュリーの配当性向推移は以下の通り。
 
配当性向は24%と低く、現時点では減配の心配はなさそうですね。
 
 
 

東京センチュリーの割安・割高の株価(PER、PBR、配当利回り)

 

東京センチュリーの割安・割高の株価の前におさらいです。
冒頭で述べた通り、高配当投資のコツは以下の通りです。

 

将来にわたって配当金を出し続けられる優良株を見つける
割安のタイミングで購入する

 

ここまでの業績データ分析は優良株の見つけ方の解説でした。
これからは、割安のタイミングで購入することについて解説していきます。

 

割安のタイミングで購入するをもう少し噛み砕いていうと、購入したい企業の株価が本来の価値より安いタイミングで購入することです。

 

割安・割高のタイミングをどうやって調べたらよいか?
それはPER、PBR、配当利回りという指標を活用し、過去の指標と現在の指標を比較して判断していきます。

 

更に、数字の客観的な判断を行うために”四分位数“を活用して決めた割安・割高の基準が以下の通りです。

 

割安
=第一四分位数=データを小さい順から並べて最小から数えて4分の1(25%)の位置にある数字
割高
=第三四分位数=データを小さい順から並べて最小から数えて4分の3(75%)の位置にある数字

四分位数を活用することで、現在の株価(=真ん中に位置する50%)がどれくらいバラついているのか(割安寄り?割高寄り?)を判断することができます。

 

四分位数については以下を参照ください。
(こういう目的・活用から数学を教えてくれる先生がいれば自分はもっと数学好きだったかも…)

 

 

中学校数学の統計教育にある四分位範囲とは? お子さまに質問される前にチェック!|ベネッセ教育情報サイト
【ベネッセ|学習】お子さまに「四分位範囲ってなに?」と質問されたら、どうしますか?2021年度から中学校でも全面実施となる新学習指導要領。数学の統計分野では「資料の活用」が「データの活用」という名称に改められ、もともと高校1年生で学習していた「四分位範囲」や「箱ひげ図」を中学2年生で学習することになりました。

 

前置きは長くなりましたが、東京センチュリーのPER、PBR、配当利回りについて見ていきます。

東京センチュリーのPER

東京センチュリーのPER過去データをまとめると以下の通りです。

 

最大値 25.01
中央値 9.17
最小値 2.50
割安の目安 6.06
割高の目安 10.39

 

グラフにすると以下の通りです。

【期間:2009/4/1~2021/3/15, 出典:株価投資メモIR BANK

 

PERの計算式は以下の通りで、上記の目安を見ながら現在の株価がどの位置にあるのか参考にしてください。

 

PER=株価÷1株あたり利益(EPS)

 

東京センチュリーのPBR

東京センチュリーのPBR過去データをまとめると以下の通りです。

 

最大値 1.83
中央値 1.10
最小値 0.43
割安の目安 0.82
割高の目安 1.26

 

グラフにすると以下の通りです。

【期間:2009/4/1~2020/3/31, 出典:株価投資メモIR BANK

 

PBRの計算式は以下の通りで、上記の目安を見ながら現在の株価がどの位置にあるのか参考にしてください。

 

PBR=株価÷1株あたり純資産(BPS)

 

東京センチュリーの配当利回り

東京センチュリーの配当利回り過去データをまとめると以下の通りです。

 

最大値 5.33%
中央値 2.53%
最小値 1.44%
割安の目安 3.00%
割高の目安 2.07%

 

グラフにすると以下の通りです。

【期間:2009/4/1~2021/3/15, 出典:株価投資メモIR BANK

 

 

配当利回りの計算式は以下の通りで、上記の目安を見ながら現在の株価がどの位置にあるのか参考にしてください。

 

 

配当利回り=1株当たり年間配当金÷株価

 

 

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今回は東京センチュリーの銘柄分析を行いました。

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また、今回記事作成おいて以下書籍を参考させて頂きました。

 

 
個人投資家が優良株へ投資する現実的な方法が初心者の自分にもわかりやすく説明されている
 
データ入手、算出方法、そして割安であるときの判断基準など具体的に記載してある
 
税金の仕組みや確定申告、配当金のシミュレーションなど初心者が気になるポイントがわかりやすく説明してあった

 

米国株だけでなく、銘柄選定の上で非常に有益な情報がわかりやすく書かれています。

興味を持たれた方はぜひ!

 

 

最後に、

 

投資効果を最大化するには、投資への入金力(種銭、余剰資金)の最大化が欠かせません。

 

種銭最大化を行うには、まずは自分の現状(収入/支出)を把握し行動の改善に結び付ける必要があります。

 

現状を把握するために必要な家計簿、ポートフォリオ管理アプリについて以下記事にて解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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少しでもこれから高配当投資を始めたいと思う方の参考になれば嬉しいです。

 

ではまた!

 

 

”歩いた道こそ武勇伝”

 

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